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 掲載日 2012/12/12

 
 川のほとりに人が住み、町を結んで列車が走る。川を感じる鉄道小旅行

 乗りテツ 川紀行 「飯山線と千曲川

 

 長野駅の北側4番線が飯山線の出発ホームです。3つめの豊野駅を出ると、峠を越えて新潟県に向かう信越本線と別れ、飯山線の旅が始まります。

長野駅飯山線ホーム

信越本線と飯山線
 リンゴ畑の中を走った列車は立ヶ花(たてがはな)駅で千曲川と再会します。善光寺平を流れてきた川は、ここから狭窄部(きょうさくぶ)と呼ばれる谷間を縫うように流れて行きます。

 立ヶ花から2つ目、替佐(かえさ)駅のホームに降りると童謡「故郷」の曲が聞こえてきます。この駅のある中野市はこの歌の作詞者高野辰之氏の出身地です。駅を出た列車が渡る斑尾(まだらお)川が「こぶな釣りしかの川」だとも云われています。

千曲川と立ヶ花駅

替佐駅
 新幹線の工事が進む飯山駅を出て盆地を走り抜けた列車は、スキーと温泉で知られる戸狩野沢(とがりのざわ)温泉駅に到着。ここで切り離し作業が行われ、1両だけになった列車は、山間を縫って流れる千曲川に寄り添うようにトンネルを出入りしながら終点を目指します。

夜明けの千曲川 対岸は古牧輪中堤(こまきわじゅうてい)集落や耕地をぐるりと囲む堤防)

 やがて右手に東京電力「西大滝ダム」が見えてきます。ここで取り入れられた水は、長い水路トンネルを通り県境を越え新潟県まで運ばれ発電に利用されます。生み出された電気は関東方面へ送られています。

 県境の駅森宮野原(もりみやのはら)は、昭和20年に当時の国鉄の駅で日本最高の積雪(7.85m)を記録した駅です。駅の構内にはその高さを示す標柱が設置されていて、自然の驚異を感じることができます。
 



東京電力 西大滝ダム



森宮野原駅
 長野県内214kmを旅してきた千曲川は新潟県に入ると信濃川と名前を変え、日本海まで旅を続けます。飯山線の列車も県境を越え眼下に流れを眺めながら走り続け、終点の越後川口駅までもうひと頑張りです。

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