掲載日 2012/09/03
長野市総合防災訓練に地震体験装置を派遣しました
平成24年9月1日(土)に、長野市の総合防災訓練が、長野市立川中島中学校グランドを主な会場として実施されました。
この訓練は、長野県北部を震源とする地震が発生し、長野市では震度6強を観測、市内全域において家屋の倒壊、火災発生、道路、ライフラインの被害等甚大な被害が発生し、さらには大雨により千曲川・犀川の杭瀬下・小市観測所で急激に水位が上昇し、はん濫の恐れがあるという想定により、長野市、防災関係機関及び地域関係団体が連携して、災害時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域の災害防災力の向上を図ることを目的として実施されました。
訓練には長野市や川中島地区住民自治協議会のほか、41の関係機関、総勢約2千名の参加により、災害情報の伝達から始まり、災害対策本部の設置、避難誘導、避難所設置、地区住民の避難完了報告、応急手当、住民による初期消火、水防作業、炊き出し、高所ビルからの救出、車両救出、倒壊建物救出、建物火災延焼阻止など、約50項目の訓練が実施されました。
当日は残暑が厳しい中での訓練となりましたが、参加者全員が真剣に取り組んでいました。
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各地区住民による避難完了報告 | 応急手当訓練 | 倒壊建物救出訓練 |
千曲川河川事務所は、地震体験装置による「体験型啓発活動」により参加し、多くの市民の方に震度4から震度7までの揺れを体験してもらいました。
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千曲川河川事務所からは地震体験装置を派遣 |
突然発生する地震や火災や豪雨に対して自分の身を守るためには、防災に対する常日頃からの訓練や防災意識を持つことが必要です。今回の防災訓練を通じて市民の方々に災害の恐ろしさや災害時の行動についてあらためて認識を深めて頂けたのではないかと思います。