平成２３年度完成優良工事等表彰が行われました

　7月31日（火）、千曲川河川事務所にて「国土交通事業関係功労者等表彰式」（平成23年度完成　優良工事等の事務所長表彰式）が行われました。
　これは、北陸地方整備局所管の工事等に関し、その施工及び成果が優秀であって他の模範となるものを選定し表彰することにより、建設技術の向上と建設事業の推進に役立てることを目的としています。　また、平成17年度からは、優良工事（局長表彰、事務所長表彰）に選定された工事等に係る下請負者等も、当該工事の施工に貢献した企業として表彰しています。

　表彰式では優良工事２社、優良建設技術者（工事）１名、優良工事における下請負者表彰１社とその専任技術者表彰者１名に、当事務所長 佐近から表彰状が手渡されました。　また、当日は北陸地方整備局長表彰受賞者（優良建設技術者（業務））の披露、災害支援功労者事務所長感謝状贈呈式も併せて行われました。
　受賞者の皆様、大変おめでとうございます。

◆優良工事表彰

『明科築堤護岸その１工事』 (株)守谷商会 様 　　工事周辺地区で地下水位低下等の影響の可能性があるなかで、24時間の監視を行い、無事に工事を完成させ、積極的な新技術の活用を図った取り組みが評価されました。

『丹波島護岸補修工事』　川中島建設(株) 様 　　水中施工となる厳しい施工条件のなかで、水流低減の工夫と作業性向上のための積極的な新技術の活用が評価されました。

◆優良建設技術者（工事）

『明科築堤護岸その１工事』　(株)守谷商会　 宮入文夫 様　 　盛土工事の経験技術力を活かし、工事進捗・品質向上・安全施工の課題に対する最適化など、きめ細やかな監理に努めたこと、地域とのコミュニケーションに努めたことが評価されました。

◆優良工事における下請負者表彰

『明科築堤護岸その１工事』　(株)鷲澤建設 様 　　巨石水制の施工において、専用の掴み重機を使用し、形状の異なる巨石同士の噛み合わせを　向上させ、出来映え・品質の良い構造物を安全に築造出来たことが評価されました。

◆優良工事における下請負者の専任技術者表彰
　『明科築堤護岸その１工事』　(株)鷲澤建設　永井英樹 様
　　厳しい工程条件下において、目的物の機能・効果を充分理解したうえで、出来映え・品質の良い構造物を築造したことが評価されました。

◆優良建設技術者（業務）　　北陸地方整備局長表彰　　　　　　　　　　　　　　
　「犀川事業実施計画調査検討業務」　(株)建設技術研究所北陸支社　平生昭二 様
　　河川計画・ダム計画両方に熟知・精通が求められ、非常に高度な技術力が要求されたが、新規の提案を積極的に行いながら計画を幅広く検討し、優秀な成果を納めたことが評価されました。

◆災害支援功労者事務所長感謝状贈呈
　川中島建設(株)　　平成２３年７月　新潟・福島豪雨災害
　(株)北條組　　　　平成２４年３月 上越市板倉区国川地すべり災害　

前列左より　　災害支援功労者感謝状　（新潟県上越市板倉区国川地すべり）　(株)北條組 様 　　　　　　　　　災害支援功労者感謝状　（新潟・福島豪雨災害）　　　　　　　川中島建設(株) 様 　　　　　　　　　優良工事事務所長表彰　「丹波島護岸補修工事」 　　　　　　 川中島建設(株) 様 　　　　　　　　　優良建設技術者(業務)北陸地方整備局長表彰　　　(株)建設技術研究所北陸支社　平生昭二 様 　　　　　　　　　佐近 千曲川河川事務所長 　　　　　　　　　優良工事事務所長表彰　「明科築堤護岸その１工事」 　　　　 (株)守谷商会 様 　　　　　　　　　優良建設技術者(工事)事務所長表彰　　　　　　　　　　　　　(株)守谷商会 宮入文夫 様 　　　　　　　　　優良工事における下請負者表彰　　　　　　　 　　　　　　　 (株)鷲澤建設 様 　　　　　　　　　優良工事における下請負者の専任技術者表彰　　　　　　　　　(株)鷲澤建設 永井英樹 様

　事務所長表彰の工事は平成２３年７月３１日に行われた『平成２３年度千曲川河川事務所工事安全対策協議会総会』で披露されました。

◆優良工事表彰受賞者のコメント（工事安全対策協議会総会において）

(株)守谷商会　取締役常務執行役員　土木事業本部長 山�ｱ潤一 様 　本工事は水産試験場に隣接し、養殖池も多数存在することから井戸水・湧水等には非常に敏感な地域であり、保育園や市民の憩いの場である公園もあることから、たくさんの地域の皆様が生活されている環境の中での築堤護岸工事でありました。 　このような難しい環境において、品質・安全を第一に考え、地域とのコミュニケーションを図りながら、無事に工事を完成できました。

川中島建設(株)　　監理技術者　宮脇和也　様 　本工事では、施工箇所が水衝部となっていた為、施工に際し、河川流量の低減を図る工夫が必要でした。 　今回は、施工箇所の対岸が、土取場として指定されていたため、対岸側の土砂採取を計画的に行い、対岸側に河道を構築し、河川の切回しを行うことで、河川流量の低減を図りました。