コムラサキの森でアレチウリ駆除作業に参加しました

　7月13日、長野市安茂里地先、犀川コムラサキの森において、長野県水辺環境保全研究会が主催する「平成24年度犀川コムラサキの森アレチウリ駆除作業」が行われ、千曲川河川事務所からも12名が参加しました。

　この森に生息するコムラサキは、�@集団でねぐらを持つ、�Aメスもオスのようにテリトリーを持つ、�B寒い信州でありながら年に３回羽化するという、世界的にも珍しい生態を持ちます。アレチウリ駆除作業は、その貴重な環境の保全のため毎年行われているもので、今年で21回目となります。

　梅雨の最中の曇り空の下、千曲川河川事務所をはじめ、長野県、長野市ほか総勢42名が参加し、藪をかき分けながらアレチウリの駆除を実施しました。

刈り取られたアレチウリ	混生するアレチウリ	果敢に藪に突入

　今年のアレチウリは思いのほか草丈が短く、他の植物の下や隙間に隠れている場面が多かったようです。毎年参加している人からも、今年は小さいという感想が聞かれました。そのかわり、葛やススキの藪の中にまで分け入って小さなアレチウリを引き抜かなければならず、悪戦苦闘の作業となりました。

　時期や天候にもよるので一概には言えませんが、草丈が小さいのは例年の駆除の成果が出ているのかもしれません。そんな充実感を持ちながら半日の作業を無事終えることができました。

　このようにアレチウリの駆除は継続して行うことが重要となりますので、今後も継続していくこととなります。