掲載日 2012/07/02
アレチウリ撲滅作戦に参加しました
〜須坂市福島地区〜
外来植物の「アレチウリ」は、その強力な繁殖力により農作物に影響を与え、本来その場所で生息していた在来種の生育を阻害し、河川敷内での自然環境を大きく変えてしまう特定外来生物です。日本生態学会では「日本の侵略的外来種ワースト100」のひとつに選定しています。
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そのアレチウリの猛威から地域を守ろうと、須坂市では、7月1日に福島地区と村山地区の2箇所に分かれて、「アレチウリ撲滅作戦」を行いました。
福島地区において朝6時から開催された駆除作戦には地元の方々約30名ほどが集まり、今にも雨が降り出しそうな天気のもと、一斉に護岸付近のアレチウリの駆除に着手しました。
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今年は去年などと比べると、心なしかアレチウリが少ないように見え、過去にはゴボウと見間違える程の巨大な根が掘り出されることもありましたが、今回はかえって小さな根を探すのに苦労しました。
「アレチウリと葛(くず)」
うっそうと生えるアレチウリのかげで、ひっそりと葛が生えていました。
他の植物などに絡みついて生息することは両者共通ですが、葛はマメ科、アレチウリはウリ科、葉の形も丸みを帯びた葛に比べ角が多く、葛は漢方薬の元にも利用できるといった利点があります。
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駆除していて何より思うのは、アレチウリの毒々しいまでの強い緑色で、この色に埋め尽くされた河川敷は、やはり異様な光景です。
皆さんのご協力により、今後も駆除を続けてまいります。
(用地課 春原)