飯山市立城南中学校１年生124名が千曲川河川事務所を見学しました

　7月26日（火）の朝、飯山市立城南中学校の皆さんが大型バス３台に乗って千曲川河川事務所にお越しくださいました。防災について生徒に勉強してもらいたいという先生の要望に応えて、様々なプログラムを用意してお待ちしておりました。


　会議室では資料とビデオを用いながら、昭和57年と58年に起こった飯山水害について勉強しました。飯山水害は今の中学生１年生が産まれるずっと前の話です。みんなは平成10年か11年に生まれました。自分の街が水浸しとなっている写真や映像を見るのは衝撃的だったかと思います。

　また、雨量観測所、水位観測所、監視カメラ等の情報が集中する災害対策室を見学しました。千曲川河川事務所にいながらにして、飯山市の千曲川沿いに設置されたカメラを操作しました。

過去に起こった飯山水害について勉強しました	防災災害対策室で監視カメラを見学しました

　さらに屋外では、内水氾濫について説明を受け、その際に活躍する排水ポンプ車や照明車を見学しました。また、Ku-SATなどの衛星通信機器や無線鉄塔などの通信設備が、電話や電気が通じない災害時に役立つことを勉強しました。これらポンプ車や衛星通信機器は東日本大震災の被災地でも活躍しました。
　

排水ポンプ車の能力と役割について勉強しました	マイクロ鉄塔網について勉強しました

　城南中学校の皆様は千曲川河川事務所を見学した後、千曲市の大池自然の家でキャンプする行程でした。限られた時間だったので、あわただしい見学となってしまいましたが、この日のことが今後何かの役に立てば幸いです。