−出水に備えて−
　　　防災エキスパートと危険箇所の合同調査を実施しました

　千曲川河川事務所で管理している千曲川、犀川の区間で、出水により被害を受ける恐れがある箇所について防災エキスパート（※1）と職員の合同現地調査を実施しました。

　調査は千曲川河川事務所の4出張所について6月22日、27日、30日の3日間で実施し、防災エキスパート延べ24名、職員延26名が参加しました。


○　松本出張所管内（6月22日）

現地調査状況

○　中野出張所管内（6月27日）

現地調査状況	現地調査終了後の意見交換会

○　長野出張所管内(6月27日）

現地調査状況

○　戸倉出張所管内 (6月30日）

現地調査状況	現地調査終了後の意見交換会

　現地や、現地調査終了後の意見交換会では「出水後の澪筋の変化をラジコンヘリ等により記録に留めた方がよい」「中州が水衝部への水当たりを助長している事も考えられるので、中州を掘削・河床整正してはどうか」など箇所毎の対処方針についての意見の他、防災エキスパートの皆様から過去の状況や、経験で養われたノウハウをお聞きすることができました。


※1【防災エキスパート】
　
　防災エキスパートとは、地震、風水害など大規模な災害時または発生の恐れがある場合に、迅速、確実、効果的に対処するため、これまで公共土木施設の整備、管理等に長年携わり、一定のノウハウを持った人達に、公共土木施設の被災状況の情報収集や地域の災害対策活動にボランティアとして協力いただき、被災地域の一刻も早い復旧を目指すものです。
　平成23年7月現在、千曲川河川事務所管内の専門防災エキスパートは24名が登録されています。
　平成18年7月豪雨による千曲川、犀川の出水では、現地状況把握並びに応急対策工への助言、水防団等への指導等に延べ26名の方から支援いただきました。