掲載日 2011/05/31
犀川右岸綱島地区における
河岸欠損の応急復旧が完了しました
犀川右岸の長野市青木島町綱島地区において、平成23年5月11日から12日にかけての降雨による増水からの水位の低下に伴い、13日(金)に河岸が堤防に向かっておおよそ40m欠損しました。(昨年9月の測量時と比較して)。
千曲川河川事務所では13日の午前中から重点的な監視を続けていましたが、堤防の遊歩道の下から2m程度まで河岸欠損が進行したため、備蓄していたコンクリートブロック(根固ブロック5t等)を当日の21時より50個投入しました。
この緊急対応と水位の低下により河岸欠損は落ちつきましたが、次期出水に備えて翌週5月17日から25日まで、延長220mの間にさらに360個の根固めブロックを設置し、応急復旧が完了しました。その後、定期的に現地確認を行っていますが、河岸欠損の進行はありません。
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犀川の綱島地区付近の河道変遷状況がわかる過去の航空写真を見ると、昭和49年や昭和55年には現在と同じようにNTTグランド付近に川が近接して流れており、大きな出水のたびに川の流れが大きく変わっていることが分かります。(今回のブロック投入地点には、昭和33年に施工された護岸ブロックが現存することを確認しています。)
現在、千曲川河川事務所では犀川の特徴や流れの状況を踏まえながら、本復旧工事について検討しています。
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○長野市青木島綱島地区→地図