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千曲川だより

 掲載日 2011/03/31

 

 

全国のTEC-FORCEが各被災地で活動しています

 


 今回の大震災に対して、緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE=テックフォース)は、全国の各地方整備局から隊員が派遣され、被災地での支援活動を続々と展開しています。
 主な活動としては、被災状況の調査、災害対策車(排水ポンプ車、照明車)による支援、市町村への支援などを、班別に分担しながら進めています。 


●千曲川河川事務所TEC-FORCE

 このうち千曲川河川事務所からは5名の隊員が、3月21日から27日にわたり、宮城県石巻市の旧北上川や江合川などの調査を担当しました。
 なお、北陸地方整備局全体では、派遣開始から3月29日までに延べ人数で3,500名以上が派遣されており、千曲川河川事務所からも3月27日および30日に、計2名が現地入りしています。

刈萱排水機場(門柱クラック)
鳥谷川排水樋管(コンクリート擁壁のずれ)
工業用水樋管(護岸ブロックの流出) 大新筒排水樋管(護岸の段差)
 
北上川下流下水道排水樋管(堤外水路破損) 住吉雨水第一・第二ポンプ場(道路段差)

 北上川河川事務所管内で行われた調査作業は、上流側から地図を頼りに不慣れな道をたどりながら進められ、下流部へ調査を進めるほどに、コンクリート擁壁のズレや、樋門内部のクラック(ひび割れ)など、損傷状況が目立つようになりました。
また、河口付近では地震の揺れだけではなく、津波によって護岸や水路が破壊されるなど、修繕では対応できない程の損傷状況が確認されました。
   
石巻市門脇地区の被災および湛水状況

 

●東北地方整備局に報告書提出

 こうして、北陸地方整備局河川部TEC-FORCEは、河川構造物、許可構造物、橋梁など全283箇所の調査結果を取りまとめ、3月27日に「北上川現地調査報告書」として、東北地方整備局に引き継ぎました。
東北地方整備局の田上河川部長からは、調査協力への感謝の言葉と、行方不明者の捜索協力のために排水計画を優先して取り組むことや、今後も引き続き復興への支援を依頼されました。

 

 

 

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