掲載日 2011/03/22
笠倉樋門工事現場見学会に
多くの地元の皆さんにおいでいただきました
中野市笠倉地区は、千曲川で最も川幅が狭くなる立ヶ花より下流の無堤防地区において、唯一、築堤工事が着工されていない地区であり、平成22年度から懸命に治水対策を進めています。
現在、改修事業は上流側の樋門の設置が進められておりますが、こういった構造物は、完成後ではゲート以外の部分は埋め戻してしまい見ることができなくなってしまうことから、事業の全容をご理解いただくため、地元の皆さんを対象にした工事現場見学会を実施しました。
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見学会当日の3月3日は、朝から強い風に加えて雪も降る天候にもかかわらず、多くの地元の方々にお集まりいただき、福井中野出張所長から工事着手に至った経緯などを説明し、樋門の設置箇所に移動しての説明では、千曲川河川事務所 石川副所長から、千曲川からの漏水に対する対策として、コンクリート構造物の左右に連続して鋼矢板が打ち込んであること解説し、目に見えない部分にも安全・安心の工夫があることなどを、直に触れて確認していただきました。
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最後に、参加していただいた田子築堤委員長から、事業化されたことへの感謝の言葉と、着工から樋門の完成まで素晴らしいスピードで工事が進行していることに驚いたとの率直なご挨拶を頂き、参加者全員で来年度以降の事業の順調な進捗を願いながら、見学会を終えました。
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平成23年度は、この笠倉築堤工事をはじめ、千曲川河川事務所の長年の懸案であった「戸狩・立ヶ花狭窄区間対策」に取りかかる計画です。
当日お配りした資料はこちら(図面等一部省略しております)