掲載日 2011/03/04
川に突きだした不思議な物体は?
〜水制工のはたらき〜
川の水位が低くなるこの季節の河川の風景で、写真のような川に突きだした不思議な物体を見ることができます。
これらは、川の流れを遅くし水の勢いを弱め、洪水から堤防や河岸、護岸を守ったり、川の流れの方向を変えるため、水中に設置した「水制工」(すいせいこう)というものです。水制工には、木杭から鉄筋コンクリート杭、巨大な石を用いたものまで材料もさまざまですが、その形状によってもいろいろな名称が付けられています。
これらは、川の流れを遅くし水の勢いを弱め、洪水から堤防や河岸、護岸を守ったり、川の流れの方向を変えるため、水中に設置した「水制工」(すいせいこう)というものです。水制工には、木杭から鉄筋コンクリート杭、巨大な石を用いたものまで材料もさまざまですが、その形状によってもいろいろな名称が付けられています。
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以下の写真は、「杭出し水制 (くいだしすいせい)」と呼ばれ、杭を縦横に同じ間隔で打ち込んだもので、千曲川の各所で見ることができる伝統的な水制工の一つです。
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なお、水制工が設置されている箇所は、洪水時に水が激しくあたるため、河岸が削られていることもありますので、近づく場合には十分注意をするようお願いします。