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千曲川だより

 掲載日 2011/02/24

 

 

平成22年度 公募伐採が好評のもと終了しました!

 

【公募伐採とは】

 河川内の樹木は、洪水時に流れの支障となり、さらには倒れた樹木が下流の橋等に引っかかり洪水をせき上げるなど、治水上問題となります。また、河川巡視の際の視野も遮られ河川管理上の支障になったり、ゴミの不法投棄の温床となっています。
 このため、計画的に伐採を続けていますが、予算にも限りがあり、一方で、近年ハリエンジュ(ニセアカシア)のように増殖能力の高い外来種が急速に繁茂し、十分な処理が出来ていないのが実態です。
 そこで、千曲川・犀川の河川内の樹木について、公募により希望者に伐採していただき、その伐木を無償で持ち帰って頂くことにより、伐採コストの縮減及び木材資源の有効利用を図る試みを平成17年度から行っています。


【河道内樹木の悪影響】

橋脚に堆積した流木 河川が見えない ゴミが引っかかる


【公募伐採の流れ


 @ 千曲川河川事務所で伐採場所や樹種を選定し、実施地域ごとに
    区画割りします。

 A ホームページや市町村広報誌などで伐採希望者を募集します。
    (応募者多数の場合は抽選で決定)

 B 当選者は、指定された区画と期間内に、自分で伐採、小割りに
     します。

 C 伐採した樹木は無償で提供しますが、積み込み、運搬は
    作業者自身が行います。



【平成22年度公募伐採の応募状況

 今年度も募集区画数以上の多数の応募を頂きました。
 そのため、公共機関または公益的事業を目的とする団体等、また、枝葉をお持ち帰りされる方を優先し、当選としましたが、残念ながら現場に枝葉を残していかれた方がおりました。
 今後はこういった事が起きないよう、応募時に枝葉を持ち帰ると言いつつ実際持ち帰らなかった方については、来年度以降応募頂いても抽選から外す等の対策をとっていきたいと考えています。
 優先者以外については、区画の割り当てを公平に決定するため、地区ごとに地元自治体や自治会の役員の方に依頼して抽選会を実施しました。
 その後、当選された方に対して伐採区画の通知をしました。

枝葉を残された区画の例
 

募集区画数 応 募 数 倍  率
中野地区 10 20件 2.0倍
長野地区 44 86件 2.0倍
坂城地区 40 130件 3.3倍
松本地区 45 162件 3.6倍

長野地区抽選会
(H22.11.5千曲川河川事務所)
坂城地区抽選会
(H21.10.25坂城町役場)
松本(波田)地区抽選会
(H21.10.26松本市波田支所)
松本(安曇野)地区抽選会
(H21.11.4安曇野市明科総合支所)



【伐採作業の状況】

 伐採作業は、11〜12月にかけて行って頂きました。河川内の樹木を伐採することにより、視認性が向上し、河川の状況を把握しやすくなりゴミの不法投棄などを発見しやすくなりました。
伐採作業状況


●伐採前● ●伐採後●
中野地区(長野市穂保地先)
長野地区(長野市屋島地先)
長野地区(長野市牛島地先)
長野地区(長野市小島田地先)
坂城地区(坂城町上五明地先)
松本地区(安曇野市明科下押野地先)
松本地区(松本市波田扇子田地先)

 今年度もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
 
 これからも、河川内樹木の適切な管理に取り組んでいきたいと考えていますので、ご協力、よろしくお願いします。  

                   ※平成22年度公募伐採アンケート結果はこちら

 

 

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