掲載日 2010/12/21
須坂市で水車によるマイクロ発電が稼働を始めました
〜「大日向桜・里地を守る会」が水利権取得〜
須坂市大日向町で、市の天然記念物に指定された桜を中心に結成された「大日向桜・里地を守る会」が、地域のシンボルとして活用することなどを目的に、農業用水路の水を利用して水車式の小水力発電施設を設置し、その通電式が12月12日(日)に行われました。
この施設は毎秒0.09m3の取水量で、出力0.3キロワットの発電を行うもので、小規模とはいえ河川法上の許可が必要となりますが、申請を受けた千曲川河川事務所では、農業用水の従属で発電する仕組みであることなどから手続きの簡素化を図り、通常では申請書の受理から5ヵ月以内とされる処理期間をなるべく早められるよう、申請者と綿密に連絡を取り合いながら申請書の審査にあたり、新規の水利権にもかかわらず約2ヵ月ほどで処理することができました。
通電式当日は天気にも恵まれ、三木須坂市長や大日向桜・里地を守る会の宮本会長らにより通電ボタンが押されると、街路灯やLEDイルミネーションが点灯し、水車の回転により発電されていることが確認できました。
この水車をはじめとする施設の設置には、守る会の会員さんはじめ地元の方々、協力企業の職人さんや市立中学校の生徒も協力するなど、地域が一体となって造られたもので、今後は環境にやさしく人と人とのふれあいを育む、地域の拠り所として利用されることと思います。
なお、河川の流水を占用する水利権は公的な制限をもった財産権であり、この権利を付与するにはきちんとした手続きや、相応の審査期間も必要となりますが、地球温暖化防止の観点などから小水力発電が注目されつつあることも考慮しながら、許認可事務を行ってまいります。
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この施設は毎秒0.09m3の取水量で、出力0.3キロワットの発電を行うもので、小規模とはいえ河川法上の許可が必要となりますが、申請を受けた千曲川河川事務所では、農業用水の従属で発電する仕組みであることなどから手続きの簡素化を図り、通常では申請書の受理から5ヵ月以内とされる処理期間をなるべく早められるよう、申請者と綿密に連絡を取り合いながら申請書の審査にあたり、新規の水利権にもかかわらず約2ヵ月ほどで処理することができました。
通電式当日は天気にも恵まれ、三木須坂市長や大日向桜・里地を守る会の宮本会長らにより通電ボタンが押されると、街路灯やLEDイルミネーションが点灯し、水車の回転により発電されていることが確認できました。
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この水車をはじめとする施設の設置には、守る会の会員さんはじめ地元の方々、協力企業の職人さんや市立中学校の生徒も協力するなど、地域が一体となって造られたもので、今後は環境にやさしく人と人とのふれあいを育む、地域の拠り所として利用されることと思います。
なお、河川の流水を占用する水利権は公的な制限をもった財産権であり、この権利を付与するにはきちんとした手続きや、相応の審査期間も必要となりますが、地球温暖化防止の観点などから小水力発電が注目されつつあることも考慮しながら、許認可事務を行ってまいります。