掲載日 2010/11/29
猛暑のため取水期間延措置を行った中信平地域からうれしい報告を頂きました
〜今年の一等米の比率が全国一位に〜
今年の夏は全国的にも平年と比べて気温の高い状態が継続し、農作物への影響が懸念されたため、千曲川河川事務所では、千曲川・犀川の管内において緊急的に取水期間を延長したいと要請があった4水利権に対し、上下流利水者の協力や同意を得た上で、9月末まで期間を延長するよう措置しました。
この措置により農作物への影響が少しでも軽減されるよう願っておりましたが、このうち信濃川水系梓川から取水している中信平土地改良区連合理事長並びに農林水産省中信平二期農業水利事業所長が、延長期間の取水が無事終了したことを受け、11月19日(金)に千曲川河川事務所にご挨拶にお見えになりました。
![]() |
松本市島内地区の刈り取り前の状況 |
この席上、理事長から「猛暑の影響で全国的には良米が少ないとの結果となったが、そのような中でも中信平地域産の米は、最も品質が高い一等米の比率が全国で一位になった。」と喜びの報告をされ、その要因の一つとして取水期間を延長したことが大いに寄与したと考えており、地元は大変感謝しているとのお言葉を頂きました。
今回のことを良い教訓として、今後も地域の皆様方からのお話しや実情などをよくお聞きし、少しでも地域の皆様に喜んでいただける結果が得られるよう、河川行政に努めて参りたいと思います。