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千曲川だより

 掲載日 2010/09/29

 

 

高瀬川の水環境が改善されました!
〜かんがい用水減量分を昭和電工(株)が追加放流〜

 


 大町市大字平地先の大出(おおいで)頭首工等から、長野県がかんがいのため取水している「高瀬川沿岸用水」の水利権更新にあたり、かんがい面積等の見直しを行ったところ、従前と比較して必要となる水量が減少することが確認されたため、千曲川河川事務所では取水量を減らした内容により期間更新の許可をしました。

一方、高瀬川では平成21年中に7回も「瀬切れ」が発生するなど、水環境の改善が必要な状態が継続しており、国土交通省(千曲川河川事務所及び大町ダム管理所)では、今回の高瀬川沿岸用水の水利権更新で減少した水量を高瀬川に流すことについて、この用水と施設を共用して発電用の取水を行っている昭和電工(株)と協議を重ねてまいりました。

H21年9月26日瀬切れ発生状況 H21年10月22日瀬切れ発生状況
(場所はいづれも北安曇郡池田町林中付近)

 この結果、以下のとおり高瀬川に追加放流する事で同社の協力が得られることになり、平成22年9月26日から放流が開始されています。 

【高瀬川沿岸用水の変更後の各地点における放流量】 (☆は今回追加放流により増加)
 大出地点   1.00  m3/s   4/ 1 〜 9/25
          0.83  m3/s ☆ 9/26〜 10/31(+0.14m3/s)
          0.49  m3/s  11/ 1 〜 3/31  
 青島地点   0.86  m3/s   4/ 1 〜 9/25
          0.85  m3/s ☆ 9/26〜 10/31(+0.04m3/s)
          0.54  m3/s  11/ 1 〜 3/31
 ※11/1〜3/31までの期間は、昭和電工(株)が河川状況を監視し、瀬切れ等が生じるおそれのあるときは1.01m3/sを放流します。


 放流量の比較模式図はこちら   

 今回の追加放流により例年秋口に発生する高瀬川の瀬切れが軽減されることが期待され、国土交通省では、今後も「高瀬川等水環境改善協議会」の参画機関との協議内容や意見を踏まえながら、高瀬川の水環境改善について取り組んで参りたいと考えています。

 

 

 

 

 

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