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千曲川だより

 掲載日 2010/08/19

 

 

安曇野市穂高では初となる排水ポンプ車の実働訓練を実施しました

 

 排水ポンプ車は、出水によって支川が氾濫する「内水被害」を軽減するため、支川から本川へとポンプアップすることが本来の役割ですが、排水作業はホースを堤防上に横断させるため、兼用道路となっている箇所等においては車両の通行禁止措置をとる必要があり、水害などの緊急時以外では、本川の水を下流から上流へ循環させる方法で実働訓練を実施しています。
 8月9日に安曇野市穂高で実施された実働訓練では、万水川(よろずいがわ)に平行している用水路の水門を閉め、実際に水位を上昇させて堤防上を横断したホースを介して万水川へ放水するという、災害さながらの状況設定で行われました。
 
排水用のホースを堤防天端に横断させます 挨拶する安曇野市の村上副市長

 村上副市長にもお立ち会いいただき、過去の豪雨被害では、実際にこの場所においても内水の上昇により被害が及んだという説明もあり、模擬的とは言え、水門を閉め水位の上昇が始まると現場には緊張感とともにポンプの能力に注目が集まりましたが、徐々に出力を上げ全開運転に達すると水位の上昇が止まり、毎分30トンの排水力を実感していただきました。


 
 安曇野市職員や消防団幹部の方々約30名にお集まりいただいた訓練は、夏休み最盛期ということもあり安曇野を訪れていた観光客も、時折車を止めて様子をうかがったり展示パネルに見入るなど、手応えの感じられる実働訓練となりました。
  

 

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