掲載日 2010/08/06
〜内水被害の軽減に向けて〜
信州新町で初の排水ポンプ車の実働訓練を実施しました
千曲川河川事務所では排水ポンプ車を管内に6台配備し、出水時などの内水被害の軽減に備えていますが、迅速にポンプを設営し排水作業を行うためには、日頃からの設営・排水訓練が重要なことから管内各地で定期的に実施しています。
今回初めて訓練を実施した長野市信州新町は、平成18年7月の豪雨時に信州新町中学校周辺で浸水した経緯などもあり、水防に対する意識が非常に高い地域であり、実働訓練の会場としても最適でした。
照りつける真夏の日差しの中でしたが、長野市や信州新町支所の職員、長野市消防局、一般住民の方々にも見学いただき総勢40名が見守る中、ポンプをフル稼働させ犀川の水を汲み上げました。
炎天下にも関わらず 多数の皆さんが見学されました |
挨拶する塩入信州新町支所長補佐 |
事務所では夜間の出動も考慮し照明車も排水ポンプ車と同台数配備しており、今回も会場で試験的に点灯しましたが、昼間の明るさであってもそのまぶしさは際立っており、照射範囲をリモコンで操作できることやサービスコンセントがあることなどに、消防局の皆さんの関心が集まっていました。
平成18年7月豪雨時の新町地先での内水対応には、約50分間で1.500m3の水をポンプアップした実績がありますが、今回の訓練でもそれを彷彿させる働きを見ていただけたもの思います。
今後もゲリラ豪雨や台風シーズンに備え、実働訓練を重ねてまいります。