掲載日 2010/07/29
千曲市と共同で排水ポンプ車の実働訓練を実施しました
千曲川河川事務所では、内水被害の軽減のため排水ポンプ車と照明車を各6台にまで増強させ、洪水などの際には、地方自治体等からの要請により現地に出動できる体制を整えています。
この災害対応のためには、日頃からの設営・排水訓練が必要であり、管内の自治体と共同で定期的に実働訓練を行っています。
今年度最初となる共同実働訓練は、千曲市の土口水門を会場として7月14日に行われ、梅雨期特有のうだるような蒸し暑さの中でしたが、千曲市立東小学校児童や地元消防団、自治体関係者、そして地域の皆さまなど、多くの方に見学していただきました。
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千曲市は、過去にも沢山川の氾濫により甚大な浸水被害に見舞われていることから訓練は真剣に行われ、ポンプ車からホースを降ろす手順から開始され、堤防の天端幅が狭い中でも4本のホースを手際よく取り回し、上流側を千曲川本川に見立て、ポンプアップした水を放水しました。
小雨模様の中、訓練の様子を見学していた児童からは、勢いよく吐き出される水に驚きの声が上がり、小学校の25メートルプールの水を10分間で汲み上げられる能力があるという説明を実感してもらえたようでした。
なお、この訓練の様子は新聞報道はじめ夕方のローカルニュースでも放映されました。
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全国でゲリラ豪雨が多発している実態からも水害の危険性は以前に増して高まっており、こういった訓練の見学会を通じて水害について考えていただく機会としていただくため、管内各所で実働訓練を開催してまいります。