−地域の安全と安心を守るため−
防災エキスパートと危険箇所の合同現地調査を実施しました

　千曲川河川事務所で管理している千曲川、犀川の区間で、出水により被害を受ける恐れがある箇所について、防災エキスパート（※）と職員による合同現地調査を実施しました。
　調査は千曲川河川事務所の4出張所ごとに、6月9日から30日の間で各々半日から1日をかけて実施し、防災エキスパート実15名延べ42名、職員実27名延43名が参加しました。

(1)松本出張所管内(6月9日)
現地調査状況	現地調査終了後の意見交換会
(2)戸倉出張所管内(6月11日)
現地調査状況	現地調査状況
(3)長野出張所管内(6月23日)
現地調査状況	現地調査終了後の意見交換会
(4)中野出張所管内(6月30日）
現地調査状況	現地調査状況

　現地調査終了後の意見交換会では「監視のため細い木は間伐し、大きい木は変化を把握するための目印として一部残しておくこと」「対岸の中州の樹木を伐採し、洪水流の通り道を作ることも必要か検討すべき」など、箇所ごとの対処方針についての意見交換のほか、防災エキスパートの皆様から過去の状況や、経験で養われたノウハウを学ぶことができました。

※【防災エキスパート】
　防災エキスパートとは、地震、風水害など大規模な災害時または発生の恐れがある場合に、迅速、確実、効果的に対処するため、これまで公共土木施設の整備、管理等に長年携わり、一定のノウハウを持った人達に、公共土木施設の被災状況の情報収集や地域の災害対策活動にボランティアとして協力いただき、被災地域の一刻も早い復旧を目指すものです。
　平成22年7月現在、千曲川河川事務所管内の専門防災エキスパートは22名が登録されており、 平成18年7月豪雨による千曲川、犀川の出水の際には、現地状況把握並びに応急対策工への助言、水防団等への指導等に延べ26名の方からご支援いただきました。