掲載日 2010/06/30
安曇野市水資源対策協議会総会及び
犀川上流域水環境についての報告会が開催されました
安曇野市水資源対策協議会は、安曇野市の地表及び地下水の保全と涵養及び有効利用について調査研究し、水資源利用の適正化を促進することを目的に結成され、安曇野市長を会長に、長野県(松本地方事務所、安曇野建設事務所)、あずみ農業協同組合、信州山葵農業組合、安曇野工業会によって組織されており、千曲川河川事務所は顧問として参加しています。
総会では、豊富な地下水を有する安曇野市でも地下水利用に関する取り決めがないため、過度のくみ上げによる地下水の枯渇や地盤沈下等の影響が心配されており、安曇野市地下水保全対策指針の策定に向けて、今年7月に「安曇野市地下水保全対策研究委員会」を設置することなどが安曇野市より報告があり承認されました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
また、総会終了後、水環境をとりまく状況についての報告会が引き続き行われ、安曇野市は昨年度協議会が行った地下水調査の結果について報告し、千曲川河川事務所からは平成19年度から4年間かけて行ってきた犀川上流域の水環境調査結果について、松本盆地全体と高瀬川・穂高川・犀川の三川合流部付近の地下水流動機構(湧き水発生の仕組み)やシュミレーションモデルにより将来予測が可能になったことについて報告したうえで、「地下水モニタリングの重要性」「何らかの対策を考えなくてはならない時期にきている」ことを指摘し、協議会メンバーらと認識を深めました。