掲載日 2010/06/24
「高地研」の皆さんが治水地形分類図の研究のため来所されました
高地研(長野県高等学校地理教育研究会)は、地理の授業実践にあたる教師の方々をはじめ、様々な立場で地理に携わる先生によって構成され、長野県の地理教育発展に貢献されておられます。
今回の巡検(地域調査)の会場として、松代から若穂にかけての千曲川右岸の氾濫原地形を研究するにあたり、当所と国土地理院などが全国に先駆けて更新した「治水地形分類図」に興味を示していただき、巡検の行程に千曲川河川事務所での説明会も計画し、来所していただきました。
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千曲川河川事務所からは、水害を受けやすい場所は、低地の微地形と密接な関連があるため、その形成過程や地盤状態を把握することによって防災・減災につなげることができるメリットや、実際に平成18年7月の出水によって多発した堤防漏水の発生箇所と旧河道の位置には因果関係があることが、この治水地形分類図から読み取れること、そして長野盆地の地形的特徴などについて説明しました。
参加された会員の皆さんには熱心に聞いていただき、治水地形分類図の今後の有効利用についても興味をもっていただきました。