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千曲川だより

 掲載日 2009/11/19

 

 

83年間ありがとう!
千曲川に架かる「村山橋」で渡り納め式が行われました

 


 北信地方の発展を支える大動脈として、83年間もの永きにわたり、須坂市と長野市を結んでいた村山橋の旧橋の渡り納め式が11月14日(土)に挙行されました。

 この渡り納め式は、新橋の架設に伴い撤去されることになった旧橋に感謝したいという、有志の皆さんが中心となって結成された実行委員会が主催し、高校生によるマーチングバンドや、勇壮な太鼓の演奏も披露され、主催者側の予想をはるかに上まわる約3,000人が橋の上を埋め尽くしました。

 式の冒頭、挨拶に立たれた保坂実行委員長さんからは、ご自身が幼かった頃からの思い出がつまったこの橋に、「お疲れさま、そして、ありがとうございました。」と万感の思いを込めて語られ、三木須坂市長からも、「この橋によって支えられてきた。まさに家族のような存在だった。」と、讃辞を贈られました。

 渡り納めは、橋と同い年になる83歳の方々をはじめ、この橋の最後を惜しむ人々が、踏みしめるように須坂市側から長野市側を一斉に往復し、二度と見ることのできない旧橋からの千曲川の眺めや、野鳥の姿をカメラに納めていました。

 旧村山橋は、架橋から83年という歳月による老朽化もさることながら、橋桁下の余裕高も不足していたため、平成18年7月の洪水では通行止めになるなどしており、架け替えが急がれていました。
新しい村山橋は、昨年12月に全面開通しておりますが、千曲川河川事務所では、この村山橋はじめ管内各所に、洪水の危険性が一目でわかるように、橋脚や堤防護岸等にカラー量水標を設置しています。
H18年7月の出水状況 新村山橋、橋脚に設置された量水標
(長野市側から撮影) 

 また、供用を終える橋でのイベントは全国的にも珍しいとのことで、報道各社による取材も行われるなど、今回の渡り納め式は千曲川と地域のかかわりや、人々の結びつきをあらためて印象づける非常に良い機会となりました。

 

 

 

 

 

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