掲載日 2009/11/04
「古牧築堤事業」に必要な用地の基本協議が整いました
中野市古牧地区は堤防が無い、いわゆる無堤地区であり、昭和57年、58年、平成16年、18年の出水により床上・床下浸水被害が発生していることから築堤事業を急いで進めております。
この事業は限られた予算の中で、早期に水害から地域を守ることを前提に、輪中堤(わじゅうてい)方式と呼ばれる住宅が集まる地区だけを取り巻く様に築堤し、浸水被害を解消する方式で計画され、平成20年度に「土地利用一体型水防災事業」として着手しました。
○過去における浸水被害
事業の早期推進を目指して、地元と協議を進める中、準備段階の平成20年2月に発足した「古牧築堤委員会」が築堤事業に必要な用地補償についても、その主要な課題についての窓口となって頂いております。
平成20年9月14日 境界確認 |
用地提供をお願いしている方々のうち、移転に時間を必要とする家屋の所有者(4戸)とは、今年の3月以降、補償協議が整い次第、順次移転を進めて頂いております。 農地やその他の土地につきましては、築堤委員会と用地の取得に関する補償の基本協議を重ねてまいりましたが、9月8日には築堤委員会との間で、補償に関する土地の標準取得価格について合意に至りました。 この合意を踏まえて、各土地所有者の方々とは、個別に用地提供のための補償契約をお願いしております。 |
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平成21年9月28日 用地契約説明および調印(古牧生活改善研修センター) |
先祖伝来の土地をご提供頂きました土地所有者の方々や、極めて短期間に用地補償協議を進めて頂きました築堤委員会の皆様に対しまして、改めて深くお礼申し上げます。
千曲川河川事務所といたしましては、一日も早い事業の完成を目指す中、この11月から水路の切り回し等の工事に着手する予定としております。
施工に際しましては、安全はもとより、地域住民の皆様にご迷惑をかけない様に細心の注意を払うこととしておりますが、何かとご不便をおかけすることも有ろうかと思いますが、ご理解とご協力を賜るようお願いいたします。
○古牧築堤事業概要(用地関係)
用地取得面積 約 23,600u 土地所有者数 31名(うち 家屋移転対象 4戸)