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千曲川だより

 掲載日 2009/10/29

 

 

川上村で「千曲川・信濃川源流シンポジウム」が開催されました

 


 10月24日(土)千曲川の源流に位置する川上村において、長野県から新潟県にまたがる信濃川流域の自治体関係者などが参加して「千曲川・信濃川源流シンポジウム」が開催されました。

 このシンポジウムは、甲武信ケ岳を源とする河川の源流域に位置する、埼玉県秩父市、山梨県山梨市、長野県川上村が、豊かな自然を子孫に伝え、源流の森を守っていくことなどを目的に、平成19年から実施している「甲武信源流サミット実行委員会(平成21年度会長 川上村長)」が主催したものです。
 
 基調講演では、(財)リバーフロント整備センターの竹村理事長が「世界の水・日本の水、そして流域連携」と題して話され、今後の流域連携の大切さを強調されました。

 続いて行われたパネルディスカッションでは、「流域という概念を大切にすべきである」という意見や、「長野県・新潟県の両県にわたる上下流の連携交流を今後更に積極的に進めるべき」という意見などが出され、このシンポジウムに寄せる期待の大きさがうかがい知れました。
 併せて、千曲川の源流から信濃川の河口まで、実際に歩いてみた体験談や、先日、上田市にて開催された「秋穫祭」での「おとぎの里 岩鼻」の取り組みなども紹介されました。
また、千曲川の最上流の川上村長、最下流の新潟市長と共に、中流域にあたる須坂市長や栄村副村長からもご発言がありました。

 パネラー       リバーフロント整備センター 竹村理事長
             特定非営利活動法人空とぶ森 大槻理事長
             長野大学環境ツーリズム学科 古田准教授
             篠田新潟市長
             藤原川上村長
 コーディネーター  青山 佳代アナウンサー
竹村理事長 三木須坂市長

 シンポジウムの冒頭では、昭和30年代に、源流の川上村から飯山市までの人々の生活や文化について、四季を通じてフィルムに収めたという記録映画「千曲川」が上映され、鑑賞した方々は、カラーでよみがえった当時の生き生きとした映像を、大変懐かしそうに見入っていました。

千曲川水源地

 25日(日)には「源流域体験交流イベント」が行われ、千曲川の水源地まで登山道の整備やゴミ拾いを兼ねたトレッキングなどが実施されました。


 全国的にも珍しいという、県境を越えた三市町村の交流事業が実を結んだ、今回のシンポジウムが、経済や文化など多岐にわたる連携につながることを期待します。

 

 

 

 

 

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