掲載日 2009/08/28
須坂市総合防災訓練が実施されました
〜地震・降雨 体験型啓発活動で参加〜

8月23日(日)の早朝、平成21年度須坂市総合防災訓練が、市内の墨坂中学校グラウンドを会場に実施され、須坂市や消防機関など関係団体約720人が参加して実施されました。
訓練では、地域住民による避難訓練、救助・救出訓練、ライフライン復旧訓練などの外、パラグライダーによる上空からの被害調査訓練も実施されました。
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千曲川河川事務所では、この防災訓練に、地震体験装置と降雨体験装置による「体験型啓発活動」により参加し、短時間の訓練でしたが、両体験装置には、延べ250名近くの方々の参加を得ることができました。
地震体験装置は、関東大震災や中越地震といった、過去の代表的な大地震の揺れ方を再現できる機能を備えており、体験いただいた方々は、最大震度7クラスの揺れに、テーブルにしがみついたりするなど、その揺れの強さに驚いていました。
また、降雨体験では、近年頻発している「ゲリラ豪雨」のような、時間雨量100ミリを超える降雨も体験することができ、過去最大といわれている180ミリの降雨体験では、傘を叩く雨の強さに驚きの声があがっていました。
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訓練後、挨拶に立った三木須坂市長も「力を合わせて取り組んだ、すばらしい訓練ができた」と高い講評されていましたが、折しも、8月11日に発生した静岡県駿河湾を震源とする最大震度6弱の地震や、7月の中国・九州地方での豪雨など、大きな自然災害が発生した直後であったため、参加者された方々も、緊張した面持ちで訓練に参加されていたことが印象的でした。
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強い雨が降れば、急激な河川の増水や土砂崩れなど、様々な災害が発生する危険性が高まり、それに加えて大きな地震も発生した場合、緩んだ地盤から、大規模な地滑り等が発生することなども認識し、速やかな避難行動に移れるよう防災意識を持つことが必要です。
今回の防災訓練を通じて、地域住民の方々に、災害の恐ろしさや災害時の安全確保の行動について、認識を深めてもらうことができました。