「さかき千曲川・ばらフォーラム」が開催されました
坂城町では、平成21年6月に「ばらサミット」を企画するなど、町花であるバラとのかかわりが深く、千曲川に架かる大望橋の右岸側にある「さかき千曲川バラ公園」は、毎年「ばら祭り」が開催され多くの観光客が訪れるなど、その象徴的な施設となっています。
また、坂城町を貫流する千曲川も、流域のみなさんの「ふるさとの原風景」であり、暮らしや環境と深く結びついており、こういった経緯を背景に、11月15日(土)に坂城テクノセンターにおいて「さかき千曲川・ばらフォーラム」が開催されました。

坂城中学校の生徒の皆さんによる学習成果の発表では、町のバラの生産量の推移から感じたことや、新たなバラの利用方法の検討など、中学生らしい視点と発想で紹介し、「町として誇るべきものがある」と力強く結びました。また、生徒ひとりひとりが詠んだ「千曲川讃歌」の朗読もおこなわれました。

坂城高校生からは、長野大学環境ツーリズム学部との連携学習「地球環境と温暖化」の研究報告があり、豊かな河川を守るためには森の存在も重要といった報告がありました。
また、千曲川河川事務所からは「ふるさと再発見 千曲川・坂城町」と題して、千曲川と坂城町のかかわりや河川の利用事例、河川整備計画の紹介をさせていただきました。

薔薇人(バラード)の会 成澤会長からは、年間を通じてのバラを育てる活動報告がなされ、「ただバラを植えているだけではなく、このことによって人と人とのつながりを広げていることに意味がある」という、とても含蓄のある言葉をいただきました。
このほか、坂城町元教育長の大橋さんからは千曲川に今も残る利水・治水の遺構を紹介いただき、結びの「川に対する感謝と祈りを忘れた今こそ、バラ公園やばら祭りは、川の恵みや水神に対する感謝や献花の意味合いがある」という説明には、会場の皆さんがうなずいていました。
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来年のばらサミットにむけて、町をあげての取り組みが始まっています。