桑みつ子氏が雨量観測の功績で「瑞宝単光章」を受章されました
平成20年春の叙勲『瑞宝単光章』を松本市在住の桑みつ子氏が受章され、6月4日(水)、千曲川河川事務所にて伝達式を行いました。
桑氏は、昭和47年から31年7ヶ月にわたり、信濃川水系梓川霞沢雨量観測所水理観測員としてご尽力いただきました。風雨の激しい中、また冬には気温マイナス20度にもなる厳しい自然環境の下でも、職務の重要性を深く認識され、一日も欠かすことなく、正確な観測を続けていただきました。
この旺盛な責任感と努力による観測業務の遂行は、他の模範となるものであり、永年にわたる功績に対し、『瑞宝単光章』という大変名誉ある章が内閣総理大臣から授与されました。
伝達式の後の懇談の場では、当時を振り返り、観測計のインク交換作業の際、インクの加減が難しかったこと、木を利用して張ったケーブルが雪のために壊れたことなど苦労された様子を語られており、長い間従事されたからこそ言える貴重なお話を伺いました。
今後もこのたゆまぬ努力により得られたデータを河川流量の算出に利用していくとともに、観測を引き継いだ事務所職員も欠測なく正確な観測を行えるよう努力していくこととします。
贈呈者は、内閣総理大臣。
水理観測員・・・国土交通省(旧建設省)において、雨量を観測するため、地元の方に委嘱し、
毎日の観測を行っていただいたものであるが、観測機器の整備に伴い、
平成15年12月末をもって、人による観測が全国一斉に廃止となった。
桑氏は、昭和47年から31年7ヶ月にわたり、信濃川水系梓川霞沢雨量観測所水理観測員としてご尽力いただきました。風雨の激しい中、また冬には気温マイナス20度にもなる厳しい自然環境の下でも、職務の重要性を深く認識され、一日も欠かすことなく、正確な観測を続けていただきました。
この旺盛な責任感と努力による観測業務の遂行は、他の模範となるものであり、永年にわたる功績に対し、『瑞宝単光章』という大変名誉ある章が内閣総理大臣から授与されました。
伝達式の後の懇談の場では、当時を振り返り、観測計のインク交換作業の際、インクの加減が難しかったこと、木を利用して張ったケーブルが雪のために壊れたことなど苦労された様子を語られており、長い間従事されたからこそ言える貴重なお話を伺いました。
今後もこのたゆまぬ努力により得られたデータを河川流量の算出に利用していくとともに、観測を引き継いだ事務所職員も欠測なく正確な観測を行えるよう努力していくこととします。
《用語解説》
瑞宝単光章・・・公務等に長年従事し、成績を挙げられた方を対象に授与される。贈呈者は、内閣総理大臣。
水理観測員・・・国土交通省(旧建設省)において、雨量を観測するため、地元の方に委嘱し、
毎日の観測を行っていただいたものであるが、観測機器の整備に伴い、
平成15年12月末をもって、人による観測が全国一斉に廃止となった。
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昭和47年頃の霞沢雨量観測所 | 伝達式後、玄関前にて記念撮影 |