小学生の部 銅賞作品 「昔の川と今の川」 山下 美波 臼田町立臼田小学校6年
 私達は、四年生のころから川について調べていました。その中でもとくに私は、ゴミや川の水質についてくわしく調べてみようと思いました。
 五年生の時千曲川のゴミ調べに参加しました。私達が調べているのは、臼田町を流れる片貝川だけど、千曲川についてもどれくらいゴミがあるのか調べてみたかったからです。
 さっそく調べてみると、ペットボトルやビン・カンが多くありました。私がびっくりしたのは、電気製品がすてられていたことです。拾いきれないほどのゴミの量でした。なんと、ゴミ袋10〜15個ぐらいありました。
 私は、「なんで川にゴミをすてるのかなぁ。」と思いました。このままでは川がどんどんよごれてしまうと思います。千曲川のほかにもこんなにゴミがおちているのかなぁと思いました。
 川虫調べもやりました。とくに注目したのは、サワガニです。サワガニとは、主に川のきれいな所にすむ生き物です。
 ある日、川調べで土をほっていたら土の中からサワガニが出て来ました。私は、サワガニは見たことがないのでびっくりしました。しかし、その後、もっとびっくりすることがありました。なんと子ガニがいたのです。とても小さくてカワイかったです。
 その後も虫調べをつづけました。その他、ヒルやまき貝もたくさん見つかりました。しかし、少しぎもんに思うことがありました。サワガニのいたあたりはコンクリートです。こんな所でサワガニが生きていけるのか、大きなぎもんとなりました。
 6年生になって私は、24時間水質調べに参加しました。午前10時から2時間おきに一定の場所をパックテストで調べます。パックテストとは、ケースのような物に粉が入っていて、水の温度で何分はかるか決め、色の変化で結果を見る物です。私達は片貝川の悠君家前の橋の下を調べることになりました。
 私は、リン酸のたんとうです。リン酸とは、生活廃水の影響を知るための物です。午前10時は1ppmで、リン酸にしてはけっこう高い結果でした。私は、お昼どきの2時ごろが結果が高いと思ったけど、0.2ppmでひくめでした。
 その他、ペーハー、COP、しょう酸があります。ペーハーとは、主に農耕地からの影響を知るための物です。ペーハーの結果が一番高かったのは、午前6時で7.8ppmでした。
 24時間水質調べなのでもちろん夜中も調べます。夜中の2時にも行きました。リン酸は、0.2ppmでした。夜中だけどまったく0ppmということはないようでした。
 この後先生がホタルをさがしに行ってみようと言ったので、ホタルをさがしに行きました。でも一匹もいませんでした。やっぱり、川がコンクリートになってしまったり、ゴミがあったりでホタルはいないのかなぁと思いました。
 そして、4時、6時、8時と調べついに最後の10時です。リン酸0.3ppm、ペーハー7.4ppm、COP2ppm、しょう酸1ppmという結果でした。リン酸の一番低い数は0.05ppmでした。
 私は、人が川にゴミを捨てるのは、勝手すぎると思います。もっと川のことや、川にすむたくさんの虫達の気持ちを考えたほうがいいと思います。私はこれからも川をよごさないために、川にゴミは絶たいにすてないようにします。そして、昔の川のようにきれいで川にたくさんのホタルがすめるようになればいいなぁと思います。
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