小学生の部 銀賞作品 「しじみ汁」 青木 卓磨 長野市立下氷鉋小学校5年
 ぼくは毎年冬なると上田のおばあちゃんの家で、しじみのみそ汁を飲みます。しじみは、上田のおばあちゃんの家のとなりに流れている川でとれるしじみです。ぼくも長ぐつをはいて、小さなくま手で少し川の砂をほると、たくさんでてきます。とてもおもしろいです。夏になるとほたるもたくさんとびます。ほたるを手でとったこともあります。石をはぐとカニもいます。それなのに今年に冬からはしじみはとれなくなってしまいました。川にゆう字こうというのを入れてしまったからです。しじみの上に大きなコンクリートのかたまりを入れてしまったからです。おばあちゃんは「たのしみがなくなってしまった。さみしい。」と言っていました。ぼくもさびしいです。今年の夏はほたるが見れませんでした。さかながおよいでいる姿も見れませんでした。ただいきおいよく流れていく水だけでした。なんだかさみしくてかなしかった。また、あの自分で取ったしじみが食べたい。川のカニとあそびたいです。自然がなくなった上のうちはつまんないです。でも千曲川につながる神川ではまだ手でさかなを取れます。つりもできます。かぶと虫もいます。ぼくが大人になるまで、このままの自然でいてほしいです。どうして自然をなくしてまでもあんなコンクリートの川を作るのかぼくはわかりません。ぼくの今の住んでいる長野には、しじみもほたるもいません。ほたるをもってきたことがあったけど、すぐ死んでしまいました。しじみいっぱい、いる川ほたるがとぶ川にまた、あいたいです。
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