小学生の部 銅賞作品「すごいなあ」平林 元樹 臼田町立臼田小学校
千曲川源流へ行くため、と中までバスで行った。
 バスをおりたら、セミ・うぐいすが、爆発しているみたいに鳴いていた。源流は、上からポタポタ出ているのを予想していた。
 歩き始めてから、ずっと川の音がしていた。川の近くには、どう言えばいいかわからないほどの、大きな石があった。人の何十倍近く大きかった。川に流されなかったからこうなったと思う。昔は、大きい石も流れたと思うから、川の流れでこんなに、ちがうからびっくりした。川の力とは、とってもすごいなぁと思った。
 「すげぇ。」
と心の中でさけんだ。
 源流へ近づくと、川が小さくなってきた。もうちょっとでつくから気合を入れた。ついに源流へついた。水は下からあふれでていた。でも本当は、もう少し上から、地下を通って出て来たのだから、本当の源流を見たかった。
 水は氷を入れた水みたいに冷たかった。こんなに冷たいとは予想をしていなかったからおどろいた。この冷たさを作った自然はすごいなあと思った。
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