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令和元年度
千曲川河川事務所建設労働災害防止大会を開催!!

北陸地方整備局では、毎年9月の第4週を「建設労働災害防止週間」と定め、建設工事における労働災害防止に向けての活動や啓発等を行い、より一層の安全衛生水準の向上に努めています。

 千曲川河川事務所では、「建設労働災害防止週間」の活動の一環として、工事現場等での安全確保を目的に、9月30日(月)に建設労働災害防止大会を開催しました。

 大会には、千曲川河川事務所が発注する工事受注者と発注者で組織する工事安全対策協議会の役員・会員等の約100名が参加し、今後本格化する河川工事に向けて、官民一体となった建設労働災害の根絶に向けた意思統一を図りました。


【大会の内容】
 はじめに木村工事安全対策協議会会長(千曲川河川事務所長)による開会挨拶が行われ、続いて長野労働局労働基準部健康安全課の末長信二産業安全専門官による「建設労働災害の現状と課題について」のご講演をいただきました。
 その後、「令和元年(8月末)工事事故発生状況報告」、「令和元年度安全管理優良受注者」の紹介、「ICT活用工事」「安全対策」についての事例紹介、「安全重点目標」の確認、「安全宣言」の採択が行われました。

 
挨拶する木村工事安全対策協議会会長  講演いただいた
長野労働局 末長産業安全専門官


 【安全管理優良受注者の紹介】
 北陸地方整備局では、建設工事における労働災害の防止に向けて、受注者による自主的な安全衛生管理体制の整備と現場での安全対策の取り組みに対して、その安全管理が特に優秀で他の模範となる受注者を「安全管理優良受注者」として表彰しています。

 今年度は、北陸地方整備局全体で平成30年度完成工事受注者336者の中から17者が選定され、9月17日に表彰されました。千曲川河川事務所関係では株式会社相模組が受賞されたことから、本大会にてご披露させていただきました。
 
   安全管理優良受注者表彰を受賞された
(株)相模組様



【ICT活用工事の事例紹介】 
 北陸地方整備局では、公共工事におけるICTの一層の利用促進と、民間事業者の技術力の一層の向上に努めています。その一環として本大会において平成30年度完成の福島築堤その2工事及びその3工事の受注者である株式会社鹿熊組の羽入田様、同じく小森護岸災害復旧工事の受注者である株式会社北條組の沢田様より「ICT活用工事の事例紹介」と題して、i-Constructionの先進的取り組みについてご紹介いただきました。
 レーザースキャナーとUAVによる出来形測量の違いやリモコンボートを用いた水中起工測量など、利用促進に関する貴重なお話で出席者は熱心に聴講していました。

 
(株)鹿熊組 羽入田様 (株)北條組 沢田様



【安全対策の事例紹介】
 
管内の工事現場で取り組まれている安全対策事例について、今年度は、令和元年度安全管理優良受注者である「小立野築堤その2工事(株式会社相模組)」の現場代理人を務められた小池様から発表をいただきました。
 おもに現場内外での車両通行時の安全管理や地元周知における工夫についてご紹介いただきました。
 
(株)相模組 小池様

【安全重点目標の確認】
 安全重点目標は、中野地区協議会、「木島護岸その6工事(藤森建設工業株式会社)」の現場代理人・松橋様から、一項目ごとに読み上げていただき、続いて大会参加者全員で読み上げて確認しました。

令和元年度 安全重点目標
一 墜落・転落、建設機械等接触、飛来落下の労働三大災害の撲滅
一 架空線、埋設物等事前調査の徹底と細心の注意をもった施工による公衆災害の防止
一 従事者一人ひとりの作業手順と安全意識の徹底及びそのための効果的な安全教育の実施
一 毎日の巡視・危険予知・整理整頓・ヒヤリハットで日常的な安全衛生活動の実施
一 健康で安心して働ける快適な職場環境づくりの実施

   
 安全重点目標を読み上げる
藤森建設工業(株) 松橋様
 参加者全員で安全重点目標を読み上げ確認


【安全宣言採択】
 安全宣言は、戸倉地区協議会、「苅屋原護岸災害復旧工事(中信建設株式会社)」現場代理人・監理技術者の坂井様が提案し、大会参加者全員の拍手により安全宣言が採択され、木村会長に手渡されました。

   
 安全宣言を提案する
中信建設(株) 坂井様
安全宣言を受け取る木村会長
   
 
 最後に須藤副会長(藤森建設工業株式会社代表取締役社長)の挨拶により閉幕となりました。



 千曲川河川事務所の工事では、「防災・減災・国土強靱化のための3か年緊急対策」の工事を含め、非出水期の11月から本格化しますが、工事安全対策協議会は、ゼロ災害で工事が完成するよう、受発注者が連携し事業を進めて参ります。
 
 閉会の挨拶を行う
須藤副会長(藤森建設工業株式会社)

 



安 全 宣 言



 千曲川河川事務所発注工事の労働災害については、日頃から、千曲川河川事務所工事安全対策協議会において、安全パトロールや安全講習会等の安全活動を通じ、その根絶に鋭意取り組んでいる。
 建設産業は、近年各地で頻発している災害でその重要性が再認識されており「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」を確実に実施するなど、地域の安全・安心の担い手として貢献していくという役割は将来にわたっても不変である。 今後も建設産業がこうした使命を果たしていく上で、最大の課題は担い手の確保である。このためには、長時間労働の是正、週休2日の推進など「働き方改革」の強力な推進と、i-Constructionをより一層推進し、「生産性の向上」を図っていくことが重要である。
 一方、建設業における労働災害は年々減少傾向にあるが、死亡災害に至っては依然として業種別発生数がトップとなっている。
 このような状況に対処するためには、工事を施工する建設事業者の取り組みだけでなく発注者、労働災害防止行政関係者が緊密に連携して労働災害防止に努める必要がある。無事故、無災害を実現するため、安全施設の設置充実はもちろん、心身とも健康で、安心して働ける快適な職場環境づくりを行うなど、工事現場の特性に応じた、きめ細かな安全対策に取り組むことが重要である。
 私達、千曲川河川事務所工事安全対策協議会は、本大会を契機に、新たな決意のもと、より一層、工事現場の安全管理に努め、官民一体で建設労働災害の根絶に取り組むことを宣言する。

                    令和元年九月三十日
                    千曲川河川事務所工事安全対策協議会




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