千曲川河川事務所千曲川情報館
防災/災害情報ニュース/イベント入札契約情報事務所と事業環境への取り組み知る・遊ぶ・協働総合学習素材リンク集
トップページ >インタビュー一覧>技術者インタビュー



 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。
 第13回は、「上山田護岸災害復旧工事」の栁澤さんです。


【 上山田護岸災害復旧工事 】

  (株)鹿熊組 現場代理人 栁澤さん 
 休       暇  土曜日、日曜日・祝日
 就 業  時 間  8:00 ~ 17:15


 1.この仕事についたきっかけ


 父の影響です。父は建設資材を扱う商社に勤めていて私が幼い頃、よく車の運転中に「この建物に材料を入れたんだ」と話してくれました。そんな誇らしげに話す父を見て、私も将来は自分の仕事が形に残る(地図に載る)建設業を志すようになりました。

 2.本工事現場の特徴・工夫点

 本工事は、河川の増水によって崩れてしまった護岸の復旧工事です。作業は河川の中に入って行いますので一度川の流れを変えて、重機や作業員が作業を出来るようにします。その為、工事は河川の水が減る渇水期(11月~5月)に行いますが、この期間内でも常に川の水位に注意しなければなりません。国土交通省の川の防災情報により現場上流の水位を随時確認したり、現場に水位計を作るなどして、河川の増水などの緊急時に、速やかに避難出来る体制や基準を設けています。こういった河川の水位に伴った安全管理を工夫、注意し作業を進めています。

現場水位計 川の防災情報 生田観測所 
 

 3.思い出の現場・仕事


 私が初めて担当した河川工事の常盤護岸工事です。この飯山市常盤地域周辺は、平成18年7月に発生した出水で千曲川の堤防から堤内地側に漏水が確認され、周辺住民に多大なる恐怖を与えていました。そのような危険な状況から住民の生活を守るため、堤防の遮水対策と法面補強を目的として行いました。河川特有の用語や工種に戸惑いながらも新しい知識の習得や周辺住民の方々の役に立っているという充実感を得た現場でした。

 鋼矢板打設  護岸ブロック設置完了 覆土完了 
     



 4.建設技術者を目指す学生に一言


 現在の建設業界は,生産性向上のための「i-Construction(アイ・コンストラクション)」という取り組みが始まっています。アイコンストラクションのような情報化施工は、幼い頃から携帯電話やパソコンが身近にある世代の方々には理解しやすく、取り組みやすい分野だと思います。即戦力として期待され、活躍できると思いますので、一緒に仕事が出来れば良いなと思っています。


 

ページトップへ

〒380-0903 長野市鶴賀字峰村74
国土交通省 千曲川河川事務所 TEL:026-227-7611 FAX:026-227-9466
Copyright (C) Chikuma River Information Room. All Rights Reserved.