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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。

 第4弾は、「千曲川戸倉管内維持工事」の宮崎さんです。


【 千曲川戸倉管内維持工事 】

  飯島建設(株) 現場代理人 宮崎さん 
 休       暇  土曜日、日曜日、祝祭日
 就 業  時 間  8:00 ~ 17:00(+時間外労働)

 1.この仕事についたきっかけ


 学生の時、産学共同実習で、横浜のシールド工事現場に1ヵ月行きました。その当時の現場は、現場事務所と宿泊所が同じで、3名の社員と一緒に、仕事・宿泊をする生活でした。午前中は毎日先輩と地上で測量を行い地盤等への影響を確認しました。夕方作業完了後にシールドマシンの位置確認測量を行っていました。その経験の中で自分の時間がもっと持て、工事期間も短くいろいろな工事が経験できると思い、地元の会社に入社しました。

 2.本工事現場の特徴・工夫点


 本工事は、堤防維持工事であり、堤防の除草作業が主となります。この地区の特徴として千曲川の上流部になり法面が急な箇所が多く、その箇所は機械刈りができなく、肩掛式による除草が多くなります。そのため除草時期には、作業人員も多くなり各作業責任者との連絡を密にして管理する必要があります。また堤防上も、車 自転車等の通行がある箇所が多く、石はね等による事故防止にも注意が必要です。この工事では、連絡体制の明示、3種類の飛散防止対策を作業箇所ごとに選んで実施しています。


     
 持ち出し用安全掲示板軽トラ等装着タイプ  飛散防止対策軽トラ側部取付式 飛散防止ネットタイヤ付人力移動式 
     
 手押し自走兼用飛散防止 手押し自走兼用実施状況   

 3.思い出の現場・仕事


 昭和61年度に行った千本柳護岸災害復旧工事です。この工事は、千曲市千本柳、冠着橋上流右岸の低水護岸の復旧で、12月26日より3月30日工期の工事で吉川・北信・飯島建設共同企業体で施工しました。着手が1月工期が3月末ということと、施工延長も265mと長く、また根固めブロックも1,332個と、数量が多い工事でした。1月5日より土工事の着手、根固めブロックの製作と現場施工は、3分割して行いました。現在の様に、基礎、隔壁が二次製品ではなく現場打でしたので工期の3月末に完成させるのが大変でしたが各社の協力により間に合わすことができました。

       
 中締切施工状況
0.8m3BH4台 15t級ブル2台
 中締切施工状況
向こうに見えるのが旧冠着橋右端スロープは、まだ木橋です
 ブロック張施工状況
クレーンが3台、右側にBH1台
ブロックは、大型ではありません
 埋戻し前状況 右端にあるのが今では見ることがほとんどない、プレハブの事務所、冬は寒かったです


 4.建設技術者を目指す学生に一言


 完成した工事は、30年たっても残っているものもありますが、5年でなくなってしまうものもあります。今回の維持工事の様に、1年ごとに毎年完成していくもの、色々な工事があります。どの工事も、関係者と協力して、一つのことを完成することは、その時は大変なこともあります。でも工事が終わった時、また何年か後に振り返った時、仕事の大小に関係なく、その充実感はいいものです。是非皆さんも一緒に充実感のある仕事をしましょう。
    


 

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