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 千曲川河川事務所では、現場で活躍する技術者へのインタビューを通じ、インフラ整備への理解や関心向上のため、工事受注者と協働した広報活動に取り組みます。
 管内の各現場の技術者へ、仕事についたきっかけ、仕事のやりがい、現在担当している現場の特徴などをインタビューし発信していきます。

 第16回は、「若穂綿内地区測量業務」の水島さんです。


【 若穂綿内地区測量業務 】

  株式会社伊藤測量設計 担当技術者 水島 さん
 休       暇  土曜日、日曜・祝日 ※休日勤務あり
 就 業  時 間  9:30 ~ 17:30 (+時間外労働…繁忙期は20時程度)
 休日の過ごし方  家族で出掛ける、水泳、登山、スキー


 1.どんな仕事ですか?

 千曲川の堤防を築くための計画を立案する上で、まず現地の地形がどのようになっているのかを知る必要があり、その為に地表上の各点相互の位置関係や形状・面積などを測量機器を使って測定し、図示する事を行う仕事になります。
 測量でよく使用するのがトータルステーションという電子機器で、測定したい個所の距離と角度を1点づつ記録し位置を特定していきます。
 最近では技術の進歩に伴い、3Dレーザースキャナという電子機器により、ごく短時間に大量かつ「面」的な「3次元空間」の点群データを取得する方法や、マルチコプターにより撮影した空中写真の画像解析により3Dデータを取得する計測技術で測定を行ったりしています。

     

 2.どんな時に仕事のやりがいを感じますか?


 わからないことや、困難な状況にぶつかることも多く、失敗することもあるが、様々な業務を懸命に取り組んだ結果、以後の仕事で、これまでの経験が生かされ、「成果」として表れたときに達成感を覚えます。
 さらにその事により「自分自身がスキルアップ」している事を実感した時です。

 3.一番大変と感じるとき


 測量では、ほとんどの場合で外仕事を実施しますので、気候の影響で大変さを感じます。
春と秋は気候も良く快適ですが、《夏》炎天下のアスファルト上での作業は、発汗→水分補給→発汗→水分補給を頻繁に繰り返すので、体中の水分の大半が放出されてしまうのではないかと思うくらいに汗が吹き出し、体力もかなり消耗します。《冬》ごく稀ですが、弁当箱を開けるとみるみるうちにご飯が凍っていくような場所での作業は、心身共になかなかなものです。
 ただそのような現場の仕事が終わると、過酷な状況だったこともあり、印象に残る現場として記憶され、暑さや寒さもまるで楽しかった思い出のように話すことが多いです。

 4.アピールポイントを教えて下さい

 測量業務は、川から海、町中から山奥といろいろな場所で、多岐にわたる業務内容があります。
 外仕事では気象に左右され、内仕事ではパソコンにも向き合い、その他でも土地所有者の方々との関わり合い等々があり、とにかく「幅広い知識」や「経験」、そして何より「技術」が習得できます。
 多岐にわたる業務を一つ一つ進めていく過程でも個人を成長させてくれると思います。
 弊社では「何事にもチャレンジする」という行動指針のもと、今後さらに成長していけるよう社員一同が日々精進し勇往邁進しております。
 
 5.建設業を目指す方に一言
 
 建設業と、さらにそれに関わる業種も合わせると、たくさんの選択肢があり、個人の思い次第でいろいろな方向に進むことができます。これから携わる仕事の中でも、自分が社会に貢献できていることを実感したり、あるいは人々からの感謝がはっきり目に見えてわかる事もあるかと思います。その様な事に喜びを感じたり、生産したものに対して達成感が得られるのが建設業だと思っています。
 そして測量で言えば、堤防、道路、建物、等々何かを作る上において必ず実施され、公共性も高く、社会基盤の整備になくてはならない仕事です。非常に重要度が高いので、私達の技術力を高めることによって、人々を守り、未来を築いていくことができる仕事だと思っていますので、ぜひ私達と共に頑張っていきましょう。
 


 

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