中世から近世にかけて、月のうち6回開かれた定期市のことをいいます。六斎とは仏教の用語で、月6日は戒めをもって身をつつしむべきことを意味します。六斎市は自由営業をたてまえとし、地域の商業活動を活発にするために諸大名の保護を受けてにぎわいました。現在でもその名残りが各地に市日として定着し、定期的に行っている地域があります。