千曲川辞典

 

いかだ流し(いかだながし)

 山と川の多い日本では、木材を山の奥地から川を利用して下流の木材集散地まで運ぶためにいかだをつくります。組んだいかだはいかだ師の手により急流をたくみにあやつりながら集散地まで運ばれるのです。いかだの組み方は木材の大小や川の状況などに応じて構造が異なりますが、一般的には丸太を7〜8本を並べて藤づるで結びます。いかだ流しには技が必要で、いかだ師は長年の訓練をへて一人前になっていきます。

 


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