川には、水害を未然に防ぐためにさまざまな施設が設けられ、各行政機関によって 水害を防ぐための努力が続けられています。しかし、被害を最小限にするためには、私たち 一人ひとりが日頃「自らの生命・財産は自らが守る」という心の準備が何よりも重要になってきます。

 普 段 の 心 が け 

1.天気予報や、気象状況に気をつける。 2.非常食や持ち出すものを準備しておく。
梅雨時や台風シーズンなど、洪水が起りやすい時期には テレビ・ラジオ・ 新聞の天気予報に注意し、天気の移り変わりに気を つけましょう。 大雨や洪水等の各注意報・警報はテレビ・ラジオでも 流れるため、 見落とさないように注意しましょう。
非常食には手間がかからず、水もあまり使用しないもの (レトルト食品 や缶詰等)を選びます。飲料水も忘れずに確保しましょう。 また、懐中 電灯や携帯ラジオ、乾電池も忘れずに用意しておくこと。
3.避難場所や避難路を確認しておく。 4.大雨や台風に備えて家のまわりを点検整備しておく。
地区ごとに、緊急・災害時に避難する場所(学校や集会所等) が定められています。自分の地区の避難場所がどこかということと、 そこへ安全に行くためにはどう行けばいいのかということを普段から 確認しておきましょう。
家のまわりに吹き飛ばされそうなもの はないか、雨戸や瓦、雨どいなどは痛んでいないかを確認しておきましょう。 また、家の前の排水溝が詰まったりしていないかの確認も必要です。 普段から確認と整備が、被害を最小限にくい止める結果につながります。

 緊 急 時 の 心 が け 

1.市町村、消防署、水防団などからの警戒警報・避難命令などには速やかに従う。 2.避難するときはみんなと一緒に行動する。
川の増水などは短時間のうちに一気に危険な状態になったりします。 避難勧告には速やかに従いましょう。
単独で避難することは非常に危険です。川に流されてしまったり、怪我を してしまった時、助けがやってくるまでに長い時間がかかり、命に関わる 惨事を招きかねません。緊急時に動く時には複数で行動するよう 心がけましょう

3.持ち出す荷物はなるべく少なく、身軽に動けることを優先する。 4.お年寄りや子供を優先し、落ちついて行動する。
荷物を多く持ちすぎていると行動力が鈍り、逃げられなくなってしまうことがあります。 必要最低限の物だけを持ち出し、機敏に行動できるような体勢で避難しましょう。
避難する時あわてて行動すると、お年寄りや小さな子供など力の弱いものが 危険な目に遭うケースが少なくありません。水防機関などの指示に従って落 ちついて行動しましょう。