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第1回及び第2回の参加者からの質問に対する回答
 
国土交通省湯沢砂防工事事務所
 質問
   コンクリートの表面、色、形にもっと考えたほうがよいと思います。(自然色)(壁面)。
砂防ダムの大切さはよく分かりますが、コンクリート色の嫌いな人が大勢います。
 昭和の初期の砂防ダムと平成14年の建設中ダムを比較すると昭和の初期のものが自然にマッチしているようでした。もっと工夫してください。
  新しい工法など開発研究されている。ダムコンクリートに模様をつけていたのは面白かった。どうしてつけたのか話を聞きたかった。
 
 回答
   コンクリートに関する質問が非常に多くありました。
 人間の目に接することが多い場所に砂防えん堤を施工するときには、修景の観点からえん堤の表面に模様をつけるようにしています。あるいは、間伐材を表面に据え付ける試験なども行っています。
 なお、以下の写真は、第1回自然塾で見学した大源太第1号砂防えん堤、ならびに自然にとけこんでいる例として非常に高く評価されている長野県松本市にある砂防流路工の施工時と現在の写真です。いずれも、現在は周りに木が生え、コンクリートも落ち着いた色をしていますが、施工当時はかなり人工的なイメージを与えていたことが分かります。現在施工中の現場でも、今後自然に植生が入ってくるでしょうし、それが難しそうな場合は植林などを行い、ゆっくりと周囲に調和していくことを期待しています。