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登川再生計画のあらまし
写真1  登川は朝日岳、巻機山などを水源とし、塩沢町上田地区を縦断し魚野川と合流する河川です。流れはとても急で、古来より大量の土砂を下流へ運び、幾多となく水害をおこし、暴れ川と呼ばれていました。昭和に入ってからも土砂流出は衰えず、根本的な治水対策が必要とされてきました。
  そこで、流路工を整備する事により、川沿いの土地の安全性を確保し、水害による人家や耕地などの被害の軽減を図ることになりました。
 流路工は登川の沢の入口から扇状地までの延長5.85km、46基の床固工が並ぶ大工事で、昭和51年より工事がはじまり平成10年に完成しました。
  これにより、今まで蛇行、侵食を繰り返してきた河川の流れが安定化し、洪水による人家などへの危険性を軽減させるとともに川沿いの土地利用が効果的に進むようになりました。
  また、この流路工は全国に先駆けて床固工に魚道を設けるなど、生態系や自然環境にも配慮しています。
写真2
写真3  一方、この工事の結果、川の流れが真ん中に集中し、直線的なものになりました。
 水が流れなくなった部分には砂が固定化されヨシ類が生い茂るようになりました。
 また、川岸の侵食を防ぐため護岸もコンクリートブロックの急勾配になっています。

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