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総合学習支援打合会意見交換メモより

「総合学習についての達人のみなさんの思い」
   
Aさん
高校でも総合学習の時間が始まっているが、まだ計画的に進んではいない。
高校の場合、テーマは「性」「環境」「進路」。先生や親とは話しにくい内容も外部の講師となら、話せる。
進路に関しては実業界のことを先生がわからないので、地域講師に話してもらう。
地域では講師派遣のNPO団体を立ち上げようという動きもある。

Bさん
趣味を持つことが人間の幅を広げる。
ギフチョウの棲息調査で県内80以上の市町村を歩いた。
さらに貴重なチョウは「ミヤマシジミ」。チョウの世界に興味が尽きず研究中。

Cさん
「おはよう先生」で子供に接して驚いたことは、小学校高学年になると非常に鋭い感覚でものを見ていること。
それが、なぜ普段は出ないのだろう?子供が管理されているからではないか?−解き放たれた場をつくることに意義があると思う。

Dさん
大和町の小学校では年に1回、子供による山小屋の手伝いを授業に組み込んでいる。
子供達が来たとき、特別なことをしているわけではなく、食事の片づけとか日常的な手伝いをさせながら、ぽつんぽつんと話をする。
子供は下界では暴れ回るが、山へ来て、そんな接し方をしているとおとなしくなる。

Eさん
子供と接するには、子供が関心を示すテーマを知っておくこと。例えば、坂戸山に連れて行く時は、前の日に行って通り道の栗を落としておくと喜ぶ。
川に行ったら、土手が崩れるときはどこからか?と聞く。答えは土手の裏側から。そこで、土手の裏の木を切ってはならないとか、どんな木が植えられているかとか、その木にどんな虫がくるのか、とかを話す。
いろいろなところに学ぶきっかけがある。