登川は古来より多量の土砂を押し出し、大扇状地を形成してきましたが、昭和に入ってからも土砂流出は衰えず、根本的な治水対策が必要とされました。そこで、流路工を設置することにより沿川の安全性を確保するとともに、土地利用の高度化を図ることとなりました。このため、自然と共存しながら美しい地域環境づくりを考慮した、登川流路工を設置しました。
通常、流路工が設置されると、上下流に比高差が生じるために、魚の遡上(上・下流への移動)ができなくなります。この流路工では、魚が遡上(上・下流への移動)できるように、魚道と呼ばれる魚専用の通路を設置しています。
竣工年 | 川幅 | 流路延長 | 床固工 | 帯工 |
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平成10年 | 60~70m | 5,660m | 46基 | 11基 |