水無川はその名のとおり、普段は水はないが、台風期や融雪期などの出水期には、大量の土砂流出があります。このため、上流部では高石砂防堰堤等の設置を進める対策を行ってきました。しかし、上越新幹線や関越自動車道の開通等に伴い、下流部の開発を促進するため、更なる上流部の治水対策が望まれたことから、水無川流路工を設置しました。
通常、流路工が設置されると、上下流に比高差が生じるために、魚の遡上(上・下流への移動)ができなくなります。この流路工では、魚が遡上(上・下流への移動)できるように、魚道と呼ばれる魚専用の通路を設置しています。
竣工年 | 川幅 | 流路延長 | 床固工 | 帯工 |
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昭和59年 | 30~40m | 2,790m | 1基 | 24基 |