大源太川の上流部は地形が急峻で、出水による多量の土砂流出を繰り返し、河道の変化が激しいため、広大な面積が利用度の低い土地でした。そこで、大源太川流路工を設置し、河道の固定を行うことにより、川沿いの安全性が確保しました。このことにより、土地を公園緑地などに利用可能となったため、リゾート地や重要な交通機関が整備されることとなりました。
通常、流路工が設置されると、上下流に比高差が生じるために、魚の遡上(上・下流への移動)ができなくなります。この流路工では、魚が遡上(上・下流への移動)できるように、魚道と呼ばれる魚専用の通路を設置しています。
竣工年 | 川幅 | 流路延長 | 床固工 | 帯工 |
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昭和48年 | 30m | 1,000m | 0基 | 3基 |
平成4年 | 30m | 1,890m | 5基 [奥添地川 : 1] |
16基 [奥添地川 : 0] |
撮影: 着手前(左岸護岸を上流より望む)
撮影: 完成(上流より望む)