松川入川の下流部には、湯沢の大動脈である上越新幹線JR上越線が走っており、松川トンネルの入り口にもなっています。上流部は土石流危険渓流となっていることから、3基の砂防堰堤がこれらのライフラインや松川地区一帯を守っています。
砂防堰堤は上流からの有害な土砂を食い止めることが主な目的ですが、完全に土砂の流れを止めてしまうことは自然のサイクルを壊すことになります。この堰堤では、平常時には土砂が下流に移動できるようにスリット(隙間)が設けられています。もちろん、出水時に一気に押し寄せてくる土砂に対しては確実に食い止めるように設計されています。
竣工年 | 高さ H | 長さ L | 型式 |
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平成14年 | 14.5m | 149.0m | 重力式コンクリートスリット型 |