中津川
(津南町)

黒滝沢は日陰山の北斜面を源とした急勾配な渓流です。渓床や渓岸の侵食で上流の崩壊地等から流出する土砂が中津川本線に流入しないように、黒滝川砂防堰堤を中津川合流点直上流の黒滝沢に設置しました。

砂防堰堤は上流からの有害な土砂を食い止めることが主な目的ですが、完全に土砂の流れを止めてしまうことは自然のサイクルを壊すことになります。この堰堤堤では、平常時には土砂が下流に移動できるようにスリット(隙間)が設けられています。もちろん、出水時に一気に押し寄せてくる土砂に対しては確実に食い止めるように設計されています。

竣工年 高さ H 長さ L 型式
平成9年 14.5m 55.0m 重力式コンクリートスリット型
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撮影: 平成10年

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砂防設備台帳より

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