大倉又沢の下流には県道328号線が走り、三ツ又地区や中子沢地区の重要なライフラインとなっています。大倉沢の上流は深い谷が形成され、大雨の際には有害な土砂によって県道が被災する恐れがあるほか、羽根川本川にも悪影響を及ぼす恐れもあります。この大倉又沢砂防堰堤は下流部に設置され、いざというときに土砂をしっかりと受け止める役割を担っています。
通常、砂防堰堤等が設置されると、上下流に比高差が生じるために、魚の遡上(上・下流への移動)ができなくなります。この堰堤では、魚が遡上(上・下流への移動)できるように、魚道と呼ばれる魚専用の通路を設置しています。
竣工年 | 高さ H | 長さ L | 型式 |
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平成11年 | 10.5m | 55.0m | 重力式不透過型 |