末沢流域は地質的に脆弱であるとともに、全国屈指の豪雪地帯であるため、3~5月の融雪期にかけて大規模な底雪崩が発生。表土の剥離による崩落土砂が大量に流出し、破間川合流点に堆積しています。桑原沢第2号砂防堰堤を末沢流砂防堰堤上流に設置し、末沢川から破間川に土砂が流入するのを防止しています。
通常、砂防堰堤等が設置されると、上下流に比高差が生じるために、魚の遡上(上・下流への移動)ができなくなります。この堰堤では、魚が遡上(上・下流への移動)できるように、魚道と呼ばれる魚専用の通路を設置しています。
竣工年 | 高さ H | 長さ L | 型式 |
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平成10年 | 21.0m | 86.0m | 重力式不透過型 |