五十沢川の上流域は非常に急峻な上、多くの谷筋が形成され、土砂の流出が活発です。下流部の三国川合流部付近は地域の生活の場として土地利用が進み、小中学校や温泉施設も立地しているため、この五十沢砂防堰堤が地域の安全を見守っています。
砂防堰堤は上流からの有害な土砂を食い止めることが主な目的ですが、完全に土砂の流れを止めてしまうことは自然のサイクルを壊すことになります。この堰堤では、平常時には土砂が下流に移動できるように中央部が鋼製の枠組みになっています。もちろん、出水時に一気に押し寄せてくる土砂に対しては確実に食い止めるように設計されています。
竣工年 | 高さ H | 長さ L | 型式 |
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昭和63年 | 14.0m | 74.0m | 重力式鋼製格子枠型 |