横川ダム本体工事の特徴
購入骨材の使用
ダム用のコンクリートを造るのに必要な骨材は、原石山より岩石を採取するのが一般的ですが、直轄ダムでは初めて、その骨材を購入してコンクリートを製造しました。
拡張レヤ工法
横川ダムは、コンクリートの打設方法に拡張レヤ工法を採用し、合理化施工を行いました。
拡張レヤ工法は、従来工法のような段差を設けずに複数のブロックを同時に打設する工法で、継目を設けずに広い範囲を一度に打設します。
広い施工ヤードが確保できるので、大型機械を使用することによる施工の効率化・省力化を図りました。
合理化施工
ダム監査廊はプレキャスト化施工により、合理化、効率化を図りました。また、ダムの上下流面において、残存型枠を用いた施工をしました。これにより足場が不要になり、施工性、安全性も向上しました。
新ゲート形式の採用
横川ダムの非洪水期常用洪水吐(クレストゲート)には、コストの縮減、景観への配慮、メンテナンス対策等を考慮し、新ゲート型式の「リングゲート装置付回転式スライドゲート」を採用しました。