庄川流域は、梅雨・台風・冬期の降雪と、年間を通じて降水量が豊富ですが、幾多の大洪水が起こるたびに流域住民を悩ませてきました。近年は全国で集中豪雨が頻発しており、富山県内でもいつ発生するか分かりません。
また、庄川は水源として流域で広く利用されていますが、昭和43年、48年には記録的な高温少雨のため干ばつが発生するなど、しばしば渇水の被害が生じています。 |
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| この大洪水は年平均水位の26倍、最大流量も平時水流量の53倍に達しました。これにより堤防5箇所が130mにわたって決壊し、死者20名、負傷者240名、流失家屋94戸、民家破壊5148戸、浸水家屋4009戸、田畑冠水4,168haにおよびました。 |
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| 9月11日の台風17号では、庄川が増水、戦後最大のピーク流量2,646m3/秒を大門地点で記録しました。この出水により、加越能鉄道庄川橋梁が落橋したほか、流域内の被害は、流失家屋8棟、浸水家屋42棟、農地・宅地の浸水11haにも上りました。 |
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10月20日の台風23号では、庄川流域の平瀬(白川村)で雨量359mmを記録し、御母衣ダムで既往最大流量(3,273m3/秒)の出水があったほか、大門観測地点では危険水位7.01mに対して、観測史上最大の水位7.68mを観測しました。
この台風では堤防に多大な被害が発生し、高岡市、射水市(旧新湊市、旧大門町)などで約2800人に避難勧告が出されました。 |
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| 主な災害 |
庄川流域の年平均降水量は上流部で約3,200mmであり、洪水要因の多くは、 8月〜10月の台風がもたらす豪雨によるものです。
庄川における主要洪水の降雨、洪水及び被害の状況を以下に示します。 |
| 年月 |
要因 |
被害概要 |
| 明治29年7月 |
不明 |
13万立方尺/秒(約3,600m3/s)【大門地点】数箇所で破壊。流出家屋248戸、浸水家屋2,605戸、浸水面積180ha |
| 明治32年9月 |
不明 |
浅井村(現射水市)にて堤防決壊、田地30ha流出
新湊(現射水市)にて人家1,719戸浸水、橋2本落橋 |
| 明治43年9月 |
不明 |
射水郡、東砺波郡、西砺波郡にて1,163haの氾濫となった |
| 昭和9年7月 |
不明 |
最大流量3,300m3/s【小牧推定】を記録。浅井村(現射水市)にて堤防決壊し射水郡の大半が浸水。死者20名、負傷者240名、流出家屋94棟、民家破損5,418棟、浸水家屋4,009棟、田畑冠水(田3,986ha、畑182ha) |
| 昭和34年9月 |
台風15号 |
伊勢湾台風による洪水
流量:1,906m3/s【大門】 |
| 昭和36年9月 |
台風18号 |
第二室戸台風による洪水
流量:1,457m3/s【大門】 |
| 昭和50年8月 |
台風6号 |
流量:1,289m3/s【大門】
家屋13棟浸水、農地・宅地1ha浸水 |
| 昭和51年9月 |
台風17号 |
流量:2,646m3/s【大門】
加越能鉄道庄川橋梁落橋
家屋8棟流出、42棟浸水、農地・宅地11ha浸水 |
| 昭和58年9月 |
台風10号 |
流量:1,674m3/s【大門】
家屋15棟浸水、農地・宅地14ha浸水 |
| 昭和60年6月 |
梅雨前線 |
流量:1,210m3/s【大門】
家屋9棟床下浸水、農地・宅地16ha浸水 |
| 平成16年10月 |
台風23号 |
流量:3,396m3/s【大門】 |
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